旅について（２）・・・旅の目的は100人いれば100通りあっていい

昨日のエントリで、書き忘れたことがありました。

それは、ぼくを旅にいざなった方のコメント「旅行で本が読めるよ」の意味です。
間違いなく、彼は、誰に対しても同じことを言っていたわけじゃありません。
つまり、相手に合わせて「旅」の意味を変えて伝えた・・のだと思います。

あれからすでに２０年近く経ち、ぼくも10回を超える海外旅行をしてきました。
そうすると、時折いろんな方から、どこに行けばいいかとか
何をすればいいかを、ご相談いただくことも増えてきました。

その時、ぼくは一生懸命考えてアドバイスします。
その方がどんなものに興味を持っているかを。
音楽、アート、飲食、モード、歴史、ディスカウント、体験・・などなど。
その方にとって、きっと想い出に残るものを選んで説明したい。
いつも、そう思います。

それはまるで、デパートの店員さんがお似合いの服を選ぶように、
料理に合ったワインをソムリエが選ぶように
とても大事で愛らしい瞬間だと思います。

そう、ぼくはつまり、「旅」をより楽しんでいただいて、
かつてぼくをあちこちにいざなってくれた方（何人もおられます）に
何らかの形でお返ししていきたいのだと思います。

旅の目的は100人いれば100通りあっていい。
それがこれからの時代だと思います。

ちなみにこの写真は、スペインはバルセロナのマーケットの写真。
活気にあふれていながら、雑多ではない洗練された雰囲気でした。

日本にいても、落ち込んだ時はスーパーなどで元気のいい売り場の空気を感じたいぼくにとって
こういう売り場を見て、そこに未知の発見があると、何よりも代えがたい高揚を感じます。
まあ、旅の目的の一例として＾＾

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