編集者より
2013年11月。しおまち書房として独立して5ヵ月の時期に発行した詩集、
それが、りんごゆきさんの『まんなかと うしろと まえ』です。
やさしくて、それでいてはっきりとした視点で紡がれた
62編の詩とことばは、予想以上の反響を得まして
地元広島で静かに広がっていきました。
その後、次作をという相談を重ねていくなかで
前作とは異なるアプローチを目指すことになりました。
それは、テーマに沿って詩集をつくる、ということです。
そして、そのテーマとして選んだのが「スイーツ」でした。
そうして生まれたのが、りんごゆきさん2作目の詩集
『ドルチェと シュガーと ホイップと』です。
洋菓子と和菓子を織り交ぜ、1ヵ月に2品ずつ、
1年間で合計24のお菓子をテーマにした詩をりんごゆきさんが書き、
イラストレーターのsugarさんが、その詩を読んでイラストを描くという流れで、
この詩集は完成しました。
お菓子をテーマにしながら、人生や家族、恋愛について
ちょっぴりほろ苦さや甘さも内包した「詩」と
コミカルさもあり、幻想的な雰囲気も併せ持つsugarさんのイラストが
素敵なハーモニーを生み出しました。

sugarさん(『ティータイム旅手帖』や『アイスクリームならラムレーズン』の挿し絵を担当)によるやわらかなイラストがすべての詩に添えられています。

「さくらもち」の詩は、桜餅のふわっとしたイメージながら、読んでみるとりんごゆきさんらしい、ピリッとした毒気も含まれています。

「かしわもち」の詩は、愛情いっぱいに描かれた親子の関係。本作は家族の関係を描いた詩が多く掲載されています。

イベント等での朗読で人気が高かったという「ソフトクリーム」の詩。仲の良いおじいちゃんとおばあちゃんの、かわいらしい日々が描かれ、繰り返される言葉にふと心をひきつけられます。

ペンネームの「りんご」をモチーフとした「アップルパイ」の詩。かろやかな言葉遊びのリズムも彼女の詩らしさです。
「詩集が苦手」という方にも
ぜひ読んでほしい、
かわいくて、
おいしそうな一冊が生まれました。
広島から生まれた、この小さな一冊。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
編集者 久保浩志(しおまち書房)
著者プロフィール
りんご ゆき
・広島生まれ
・血液型 O型
・誕生日 バレンタインデー
・幼少の頃から「言葉遊び」が好き。出会った人からは、必ず「不思議な人」「独特」「今まで出会った事のない人」と言われる
メディア情報
各種メディアに取り上げていただきました。
- 2018年8月28日放送 FMはつかいち「香川裕光のAcousticラジオ♪」
- 2018年9月5日放送 FMはつかいち「水曜日の癒されタイム」
- 2018年10月8日放送 FMはつかいち「ワハハ‼ 同盟間奏曲集」

著者:りんご ゆき
編集:久保浩志(しおまち書房)
デザイン・装丁:石橋由香(Designぽんでぴえーる)
文庫判 全56 ページ
2018年10月初版発行
定価1,000円+税 ※税込定価1,100円
発行:しおまち書房
ISBN978-4-906985-15-9 C0092
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