「銀のかけら流れる川のほとり」
星のかけら流れる、静かで不思議な世界・・・
星をテーマに紡がれた、愛おしい10篇を収録
しおまち書房で編集・販売する、短編小説集
「銀のかけら流れる川のほとり」(北森みお著)をご紹介します。
編集者より
ページをめくると、優しい世界に行ける。
そんな愛おしい短編集です
収録された10点の短編は、それぞれが異なる舞台の読み切り小説です。
地上とは異なる不思議な世界であったり、農業高校のある田舎町であったり、
シジミで有名な大きな淡水湖がある街だったり、かりそめの惑星の書店だったり、
かつての軍港の街を見下ろす九つの嶺の頂点の山だったり・・・。
北森さんがずっと創作テーマとされてきた「星」がそれらの話をつないでおり、
別々の小説が、地層のように折り重なっているようなイメージを感じさせます。
今回、この作品集の書籍デザインを考えるにあたり、
この静かで不思議な世界に、足を踏み入れるような仕掛けを
作りたいなと思いました。
そこで、表紙の小窓に見えている、少し凛とした、でも暖かそうな世界を
水色で表現し、実際にこの本の表紙をめくると、
水色のページが現れるという構成をつくりました。
星のかけらが流れるどこか懐かしい街で、遠い音に耳をすます。
ページをめくるだけで、日常とは違う、でもちょっとやさしい世界に行ける。
そんな、心地のよい短編集です。
心に小さく広がるやすらぎを、本としてお届けします。
編集者 久保浩志
目次
- 十字路ですれ違った君へ
- 銀のかけら流れる川のほとり
- 北極星の夜
- 惑星書店
- 銀河の恋人
- 流れる星は君に降り
- 青空とコーヒーとカナリアと
- 星の食卓
- 光る魚
- 星空とたぬきと灰ヶ峰
- あとがきにかえて
著者プロフィール
北森みお
主な作品に『星夜行』(パロル舎)、『星玉幻灯話』(しおまち書房)、『美しいかけらの物語』(ティアオ・電子書籍)、『ホテルねこ堂』(星の砂文庫・電子書籍)、『つばさ屋』『星夜行~約束のリボン~』(ラジオドラマ脚本)などがある。広島市在住。
既刊書籍
- 『星玉幻灯話』・・・140文字の短い掌編を集めた作品集(2018年発行)
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銀のかけら流れる川のほとり2022年3月発行
著者/北森みお
編集・ディレクション/久保浩志(しおまち書房)
DTP/石橋由香(Designぽんでぴえーる)
制作・発行/しおまち書房A5判(148×210mm)
全160ページ モノクロ
ISBN978-4-906985-34-0
定価/1,500円(税別)※税込定価1,650円※限定数量印刷のリトルプレスです。
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