しおまち書房は、広島で編集ディレクション・文章作成を行う小さな制作事務所です。
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寝正月を防ぐ方法教えます。

正確に数えていないので、いつからの連続かはわからないけれど、
写真の保存フォルダをざっと見た感じでは
たぶん、ここ17年続けて年末年始を海外で過ごしてきました。

そもそも、いろいろと日本的なイベント盛りだくさんの「年末~年始」に
わざわざ「平日扱い(お正月休みは海外ではあまりない)」の海外旅行をしてきたというのには、
おおまかに3つの理由があるんですよね、これが。

プラハの雑踏

あんまり自慢できる理由ではないんだけど、
まあ、3つにまとめるとこういうことになります。

1.寝正月をしたくない

2.日本の常識から遮断されたい

3.「一から」の環境に身を置きたい

簡単にいうならば、日常から「リセット」したいということです。

まあ、順番にどういう想いかを説明してみますと・・・

1.寝正月をしたくない

何というか、寒い季節に自宅にいると、ついつい寝正月になりやすい。
若いうちはそれでもよかったけど、30代ぐらいに、その結果がモロに体重に・・・。

そこで強制的に外泊すれば、少なくとも日中は外に出ざるを得ないと考えて
25年前ぐらいから、年末年始に国内旅行に出かけ始めたのが最初です。

ただ、日本の年末年始は、美術館やお店が(海外よりは)長く休むので
だんだんと、休みが少ない海外旅行にシフトしていったわけです。

2.日本の常識から遮断されたい

普段の日常では仕事柄、見るものがなんでも勉強になるし、
どんな分野も「仕事につながる」というつもりで生きています。

その一方で、国内でずっと過ごしていると、
普段の延長になってしまって、新しい発想が出にくくなる。
また、ずっと同じ環境にいるゆえの「疲れ」も・・・。

たとえば、海外にいくと、スーパーマーケットの棚を見て歩くだけでも
日本とは違う考え方や文化が見えてきて、
逆にそれが、日本社会の特徴や「良さ」に気づかされるという刺激にもつながるわけです。

3.「一から」の環境に身を置きたい

基本的にわが夫婦の海外旅行は、すべて自前で手配するもので
現地に着いても、できるだけ公共機関か徒歩で移動します。
これは言い換えれば「素になりたい」いうこと。

慣れのない、知らない世界で、一からぶちあたりたい。
なんせ、もはや50代前後ですから、
ただの一般市民のぼくらも、いろんなものを背負っているし
(たいしたことはないけど)プライドなんかもある。

海外で、自分で手配をし、自分の力でなんとかホテルまでたどり着き
そして、仕組みや地理を一から学んでいくのは、極度に緊張するものの
だんだんとやっと「日常」に近くなっていく。
その感覚が楽しいんですね。

ヘルシンキの冬

なのに、今年は「京都」へ行きました。

・・・という考えで続けてきた海外旅行ですが
この年末年始はちょっとお休みして
国内、それも京都へ行ってきました。
それは、これまで海外旅行で知らない国を訪れた感覚で
日本をもう一度、見てみようと思ったからです。

すると、新しい発見がありました。
京都は今、外国人観光客がどんどん増えているんですね。
広島でも増えていますが、京都の年末年始は周りぜんぶ囲まれた感アリ・・・

もちろん、日本人観光客も多いのですが
言語の発音の関係もあって
ほとんど聞こえてくるのは、英語や中国語や韓国語などなど。

結果として、海外に行ったような気分になりました(笑)。
ちょっと、お得感?(違うか・・・)

やはり、国内はいろいろな意味で便利ですね。
それを強く感じた、1年のはじまりでした。

本年も、よろしくお願いします。

平等院鳳凰堂

10円玉でおなじみ、平等院鳳凰堂。お茶で有名な土地ですが、
参道のお店には「抹茶ラーメン」「抹茶カレー」などが並び、驚きの連続でした。


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