旅について(3)・・・旅は自我のはじまり?
ひょんなことから旅に出ることが増えて、
自分で計画をするようになった。
若いころ、旅が苦手だったころは
いつも友達の意見を優先して、自分はそれに合わせているだけだった。
この差はかなり大きいことに
あとから気付く。
とくに、海外へ「ツアー」ではなく個人旅行で行くのに慣れると
計画から予約、実際の移動まで、自分で考えなければならない。
空港から町まで、リムジンバスにするのかタクシーにするのか
はたまた、地下鉄にするのか、そのちょっとの選択肢さえ
最初は戸惑うもの。
そんな大変な個人旅行の計画を楽しくする方法がある。
旅行に何かしら、自分なりのストーリーというか
テーマがあると、計画も立てやすいし、楽しい。
2回目のパリ訪問の時は「コスモポリタン」というテーマを掲げて
郊外の海外からの移民の多い街を歩いてみた。
ただの観光旅行よりもずっと楽しかった。
写真は、パリで食べたベトナムのフォー。パクチー山盛りは苦手^^
さて、そんなふうに、何も知らない土地に、そのストーリーを
つくっていくために、最初のころはさまざまな努力をした。
片っ端からガイドブックや紀行文を読んだり、
ネットで探した情報をエクセルのデータにまとめたり。
たった数日の旅のために半年間かけていた頃もあったけど
それはそれで楽しかった。
そして、それほど頑張らなくても
自分の行きたいところを見つけ出して
組立てられるようになった。
自分の意思で動くのと、人の意見に従っていることは違う。
この時、それを実感として、感じるようになったのです。
さて、最後に一曲ご紹介。
離婚して別れた娘さんに、ピチカート・ファイヴの小西さんが贈った曲。
この歌詞に「きみもたぶんどこかへ旅に出るはず」という部分がある。
もちろん本当の「旅」を意味してもいるだろうし、
それはイコール「自立」や「自我」をたぶん意味するんだろう。
そう、「旅」は「自我」のはじまりかもしれない。
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