SNSでの個人ブランディングって?
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが鳴り物入りで紹介されていたころ
よく「自分のビジネスのブランディングに活用する」的な使い方が
紹介されていました。
そのため、訪問先にチェックインしたり、
打合せ風景を撮影したり、仕事の宣伝をしたりというのが
増えていきましたが、反応があまり高くないものは、だんだんと消えていきました。
これはなぜかというと、純粋に記事として面白くないものは
読んではいてもリアクションが少なくなるからです。
だから、決して閲覧されていないわけではないとは思いますが・・・。
ただ、「自分のブランディング」=「仕事の風景や知識」が
果たして正解なのか・・・。
3年以上、この仕組みとつきあってきた感覚からすると
これは何ともいえないなぁ・・と最近思います。
仕事関係には機密保持という観点もありますし
たまたま一度会っただけの人に「○○さんと密談~」とシェアされるのも
ちょっと苦しいものがあります。
仕事の種類によっては、その会社と接触していることも
かくさなければならないケースも少なくないですよね。
また、仕事の知識の公開もブランディングには最適ですが、
同業者やクライアントにもそれを知らせてしまう・・という面も・・・。
そういう意味では、ぼくが思うに
SNSが成熟期を迎えていく
これからの「自分のブランディング」については
もう少し角度を変えて考えてみるべきだと思います。
それは一体何か?
それは自分にとってのクライアントに
「ああ、この人なら信頼できるなぁ」と
思っていただける発信を目指すということです。
自分の例で恐縮ですがじつは、ぼくの場合、
ソーシャルメディアの黎明期からずっと、
「料理」の写真を撮って投稿しています。
これはじつは当初から「ブランディング」を意識していました。
この写真は自宅の朝食ですけども・・・。
このブームは、プロのカメラマンさんや、飲食店の方にとっては
当初、思うところもあったものだと思うんですが
自分の場合は、あるい一定のルールを持ってこれを続けています。
<ルール>
(1)心から紹介したいお店を投稿する
→つまり美味しくなかった店はチェックインも投稿もせず
写真を撮ったとしても捨てています。
(2)できるだけ店舗や料理がよく見えるような素材を心掛ける。
→飲食店の取材やフォトディレクションも経験があるので、
その感覚が鈍らないように訓練のつもりも半分ありました。
※でも、プロのカメラマンさんに比べると、かなり低レベルですけどね^^
これらを通して、ぼくの場合は以下のことを訴求しています。
・発信はある程度の判断を持って行っていること。
・フォトディレクションが、ある程度できることを見せること。
・食品・食材について、一定の理解や知識があること。
・・・つまり、そういったお仕事についての免疫があることを
ずっとブランディグしているわけです。
自分のような仕事の場合、それ以外にも
どんなことに興味を持っているか・・も
かなり重要度が高いと思うので、
読んだ本や見たものを、その観点から選んで投稿してますね。
この視点で見れば、それぞれの職種によって、投稿すべき幅って
広がっていくのではないでしょうか?
職種によって公開できるできないはあると思いますが
これから、SNSで会社などの枠を超えてつながっていく時代には、
どんなものに興味を持っているか・・がポイントになると思います。
その人の知識や視野に、やはり期待してお仕事を頼むわけですからね。
「A社さんは実績はあるけど、今はB社のCさんの方が見識や知識がある・・・」
という見せ方が、きっとポイントになってくると感じています。
なお、最後にもう一言。
ソーシャルメディアを純粋にコミュニケーションツールだと思って
愉しんで使われている方も多いので、ここに書いた視点も
あくまでも一部の使い方です。
みんなで楽しくつながっていきましょう。
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