読後感：ブログ飯　個性を収入に変える生き方

「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」　染谷 昌利

「ブログ飯」というのは、
朝採れの新鮮なアメブロのどんぶりとか
長期熟成したムーバブルタイプのソテーなど
ブログを素材にしたおいしい料理のことです。

・・というのはもちろん大嘘でして、
「ブログで飯を食っていく」試みを実際にされている方の
自身の経験をまとめた本です。

複数の会社を経験した後、不動産系企業の業績不振で希望退職。
その後は企業には属さず、
各種情報サイト（ブログ）の更新を軸に
アフィリエイトやセミナー講師などで
「喰っていける」までを描いています。

何となく、そういう本だと、卓越したネット上のテクニックだとかを
まとめてあると思いきや、そこはあまり詳しくなく、
・・というより、アフィリエイトやネット広告など
だいたい知られている手法を組み合わせているだけですから
ある程度、ネットの知識のある方であれば想像できる内容です。

むしろ「情報発信の考え方」や「非正社員としての生き方」
「好きなことで生きるための収入の分散の仕方」などを説いていて
ぼくもネット上の技術うんぬんよりも、そこに共鳴しました。

それらの中でも特に感心したのが「ネット投稿のモラル」に関する項目。
著者が新卒後に就職情報誌を発行する会社に在籍していたからでしょうが
情報を発信するモラルにかなり詳しいのです。

ブログや各ソーシャルメディアに適した使い方について
かなりページを割いて述べており、
これから「プロとして発信したい」という方には
参考になるかもしれませんね。

ネットのニュース報道でさえ玉石混淆な時代に、
自分の目で見てきちんと発信できる人の価値は
必ずや大切になってくると感じています。

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